このたび、料理専門家でもない私が、アオニサイファームで提供されるフードメニューのレシピ提案をさせていただくお話をいただきました。
大変恐縮でもあり、でもとてもワクワクしています。
食べるの大好き、食いしん坊のいち主婦のつぶやきレシピですが、ブルーベリーを通して美味しい、楽しい、を少しでもお読みくださる方々と共有していけたら嬉しく思います。
さて、レシピ担当をさせていただくにあたり、
まずは自分とブルーベリーの出会いをさかのぼってみようと思いました。
ブルーベリー、、、
きっと初めての出会いは子供の頃食べていた「ガム」の味です。
きっと懐かしく思い出される方もいらっしゃるのではないかと。
長方形の薄っぺらい、ロッテの「ブルーベリーガム」です。
「板ガム」というのでしょうか。
梅味、コーヒー味、ミント味などなどがあったと思います。
今は売っていないようですが、あのブルーベリーの味が私にとっての初めてのブルーベリーだったと記憶しています。
それに続くブルーベリーとの出会いは、大人になるまで訪れません。
大人になって自分でスイーツを食べに行ったり、ケーキ屋さんへ買いに行ったりして、その中にちょこんとあしらわれているブルーベリーが、ブルーベリーとの再会(笑)という感じです。
自分にとってブルーベリーはその程度の存在でしたが、10年ほど前から突然、ブルーベリーの嵐が吹き荒れます。
きっかけは、私の自宅ピアノ教室に通ってくれていたとある大人の生徒さんとの出会いでした。
その生徒さんはご実家の菜園で採れたさまざまな食べものを、わが家へたびたびお裾分けくださいました。
その中にブルーベリーがありました。
驚いたのはその量です。
フレッシュのブルーベリーが、1キロも2キロも、たっぷり袋に入っていたんです!
たくさん採れるから、と惜しげもなくお分け下さって。
フレッシュブルーベリーなんて、スーパーで買おうとしたら少量なうえ、お値段もそこそこするので、自分では買ったことがありませんでした。
生徒さんからいただいたたっぷりのフレッシュブルーベリーを初めて目の前にして、小さな興奮を覚えました。
ツブツブコロコロしていて可愛らしく、黒に近い深い紫はシックでカッコよくもあり。
生でたべると、プチっと口の中で弾けて、甘酸っぱくジューシー。
「ブルーベリーって美味しいんやなぁ」と素朴な感想を抱きました。
それから数年の間は毎年、ブルーベリーをたくさんお分けいただくことが続きました。
その生徒さんが、お仕事の関係で遠方へ移られて、ブルーベリーをいただくことがなくなったころ。
京都にブルーベリー農園ができたことを知り、行ってみたい! と思いました。
さらにはその農園でフォトコンテストが開催されるのこと。
趣味で写真を撮り始めていた夫(AKIPIN)に、「チャレンジしてみたら?」と勧めてみました。
するとなんと、グランプリをいただくというまさかの展開。
後日届けられたグランプリの景品は、1メートルほどのブルーベリーの木でした。
たわわに実るブルーベリーの木がわが家へやってきて、毎年自宅でブルーベリーの収穫ができる環境になりました。
(当時そのブルーベリー農園に携わり、フォトコンテストを企画してグランプリを選定し、ブルーベリーの木をわが家へ届けてくださったのが、現在のアオニサイファーム・青木さんだったということは、夫がエッセイに書いていたとおりです)
ただ、毎年たわわに実らせるのは簡単ではなく、木が年々痩せてしまって、ほとんど採れない年もありました。
(ちゃんと元気な木になるよう、お世話をしてあげないとなぁと思います)
そんなふうに、ブルーベリーの収穫量が減ってきた頃。
今から3年ほど前。
「実家でブルーベリーたくさん採れるんやけど、食べる?」
娘の幼稚園のママ友が、驚きの言葉をかけてきてくれたのです!!
私がブルーベリー好きとか、なんとか、そんな情報は全く伝えていないにもかかわらず。
突然そんな声をかけてくれ、「食べるー!」とテンションが上がってしまいました。
それから毎年、夏になると、袋たっぷりのフレッシュブルーベリーをわが家へ届けてくれます。
そんなこんなで、ここ10年、ブルーベリーをたっぷり堪能させてもらっています。
夏に出会うコロコロツブツブのブルーベリーたちは、何度会っても飽きることがありません。
私の中では、やっぱりフレッシュで食べるのが1番美味しいなぁーと思うのですが、
でもジャムにしたり、ケーキに混ぜ込んだり、それもまた美味しい。
アオニサイファームを訪れた方がいっそう楽しくなるような、また、ご自宅でも手軽に作ってみられるような、ブルーベリーのいろんな味わい方を探すチャレンジに取り組んでみたいと思います。
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アオニサイファームブルーベリー農園 フードメニュー検討メンバー。小学校の頃からお菓子作りを楽しみ、カフェでアルバイトをしていた際にお客さんへ提供するお菓子を作っていた経験あり。本業は自宅ピアノ教室講師で、夫はアオニサイファームを写真等でサポートしているAKIPIN。