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2022.08.16

ブルーベリーチーズピザの思い出/SACHIKOエッセイ

ブルーベリーピザ

娘が3歳の頃、自宅から車で程近いところにブルーベリー農園があることを知った。
夏になったらブルーベリー摘みを一緒にしたいなぁと思い夏を待った。

トマト

米

自宅から山手の方へ車を走らせる。
山の木々をくぐり抜け、緑の中をドライブすると突然ポツリと現れるブルーベリー園。
暑い日差しの中車を止め、娘は夫に抱っこされて後ろを歩く私をご機嫌で見つめていた。

ブルーベリー農園(京都)

ブルーベリー摘みは背の低い3歳の娘でも手をのは増せば届く高さに実があって、嬉しそうに頬張っていた。

ブルーベリー

ブルーベリー

それはそれは嬉しそう。
けれども、夏の日差しは暑くて、そう長くは摘み取りもしていられない。
近くに併設されているカフェで涼みながらお茶でもしよう。

煙突

そのカフェにはブルーベリーづくしの魅力的なメニューが並んでいて、ブルーベリージュースやかき氷の美しい紫が目に飛び込んできた。
そしてお店の奥にはメラメラと炎がのぞく石窯。
さらに窯の中にはピザが見える。
喉を潤し、小腹が満たせる!
さっそく家族で石窯焼きのピザを注文。
マルゲリータやキノコのピザなどなどもあったかなあ。
けれども初めて目にする「ブルーベリーピザ」なるものに惹かれ「これにしよ!!」と夫と目を合わせた。

ブルーベリーピザ

石窯で焼かれた香ばしい生地にトロトロチーズ、その中に果肉が潰れてジュワっとジューシーなブルーベリーがたっぷりのっている。
「お好みで蜂蜜をかけてお召し上がりください」と、お店の方が蜂蜜の瓶をテーブルに置いてくださる。

ブルーベリーピザ

ブルーベリーピザ

チーズの酸味とブルーベリーの酸味と甘さが絶妙で、娘も初めて食するお味に口の周りをブルーベリーだらけにしてピザをほおばっている。
(ブルーベリーの汁が服に着いちゃう〜)と気になるも、まあいいか、こんなに美味しそうに食べているんだし。
とか何とか思いながら、美味しく満たされた時間が過ぎていった。

ブルーベリー

その味が忘れられず、自宅でも気軽にあの味わいを再現したいなぁと思ったのが、ブルーベリーのチーズトースト。
ピザ生地も石窯もないけれど、冷蔵ブルーベリーとピザ用チーズにトースターがあればいつでもあの幸せなお味が。

ブルーベリーチーズトースト

7歳になった娘は、ブルーベリーチーズピザをほおばったことを覚えているかな?
味の記憶はいかほどか。
家でブルーベリーチーズトーストをほおばりながら、あの夏のことをちょっぴり思い出してくれていたら嬉しいな。

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