手作りしたお菓子やお料理は、「どんな器に盛るのか?」まで含めて、私の楽しみです。
今月のブルーベリーレシピ「甘さ控えめで食物繊維たっぷりのブルーベリー寒天」なら、その寒天ゼリーを盛るのはガラス? 陶器?
和風? 洋風?
日の当たるお部屋で、お天気の良い日中なら、ブルーベリーの色がキラキラ輝くガラスの器。
夜のデザートにするなら、しっとり落ち着いた陶器。
季節や時間帯で器を変えてみるのも、なかなかいいものです。
もう20年くらい前の、NHKの朝ドラだったでしょうか。
とあるシーンに感動したことがあります。
細かいストーリーは忘れてしまいましたが、和菓子職人が茶道の家元のお茶会で、渾身のお菓子を作り届けました。
受け取られたお菓子は最初、「なんだ、なんの変哲もない菓子だ」という見られ方をしてしまいます。
でも、いざお茶会が始まって進み、そのお菓子が出される時。
太陽の光がちょうど差し込み、そのお菓子がキラキラと照らされて輝きました。
その場に居合わせた人たちが皆、「おお! これは!!」という空気になり、一気に心を掴まれたという場面でした。(ストーリーが曖昧です・・・すみません。)
季節。気温。時間。その他。
いろんなことを計算して、相手に、最高の瞬間に遭遇してもらう。
その心でおもてなしする。
私は茶道にはまったく知識がありませんが、「お茶の心」と言われる「一期一会」ってそういうことにも言えるのだなぁと感じました。
まだ20代前半だった私は「わー、なんかすごいなぁ、深いなあぁ」なんて思いながらそのドラマを見ていたことを、ふと思い出しました。
ブルーベリー寒天。
ガラスに盛るか陶器に盛るか。
何時のおやつに食べようか?
いろいろ思いにふけっていますが・・・。
とりあえず早く試食させてほしいと、向こうから夫と娘がこっちをチラチラ見ています。笑
ブルーベリーMENU検討メモ/SACHIKO TOPページ→
アオニサイファームブルーベリー農園 フードメニュー検討メンバー。小学校の頃からお菓子作りを楽しみ、カフェでアルバイトをしていた際にお客さんへ提供するお菓子を作っていた経験あり。本業は自宅ピアノ教室講師で、夫はアオニサイファームを写真等でサポートしているAKIPIN。