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2022.05.10

器の楽しみ/SACHIKOエッセイ

器の楽しみ/SACHIKOエッセイ

手作りしたお菓子やお料理は、「どんな器に盛るのか?」まで含めて、私の楽しみです。

今月のブルーベリーレシピ「甘さ控えめで食物繊維たっぷりのブルーベリー寒天」なら、その寒天ゼリーを盛るのはガラス? 陶器?
和風? 洋風?

器の楽しみ/SACHIKOエッセイ

日の当たるお部屋で、お天気の良い日中なら、ブルーベリーの色がキラキラ輝くガラスの器。
夜のデザートにするなら、しっとり落ち着いた陶器。
季節や時間帯で器を変えてみるのも、なかなかいいものです。

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もう20年くらい前の、NHKの朝ドラだったでしょうか。
とあるシーンに感動したことがあります。

細かいストーリーは忘れてしまいましたが、和菓子職人が茶道の家元のお茶会で、渾身のお菓子を作り届けました。
受け取られたお菓子は最初、「なんだ、なんの変哲もない菓子だ」という見られ方をしてしまいます。
でも、いざお茶会が始まって進み、そのお菓子が出される時。

太陽の光がちょうど差し込み、そのお菓子がキラキラと照らされて輝きました。
その場に居合わせた人たちが皆、「おお! これは!!」という空気になり、一気に心を掴まれたという場面でした。(ストーリーが曖昧です・・・すみません。)

器の楽しみ/SACHIKOエッセイ

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季節。気温。時間。その他。
いろんなことを計算して、相手に、最高の瞬間に遭遇してもらう。
その心でおもてなしする。

私は茶道にはまったく知識がありませんが、「お茶の心」と言われる「一期一会」ってそういうことにも言えるのだなぁと感じました。
まだ20代前半だった私は「わー、なんかすごいなぁ、深いなあぁ」なんて思いながらそのドラマを見ていたことを、ふと思い出しました。

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ブルーベリー寒天。
ガラスに盛るか陶器に盛るか。
何時のおやつに食べようか?
いろいろ思いにふけっていますが・・・。

とりあえず早く試食させてほしいと、向こうから夫と娘がこっちをチラチラ見ています。笑

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