今月のレシピは、「お砂糖控えめブルーベリージャム」をご紹介させていただきました。
ジャムはとっても手軽なブルーベリーのアレンジ方法かもしれませんね。
今回、ブルーベリージャムを煮詰めているところを撮影してもらいましたが、写真に映り込んだアイテムを眺めていると、その一つひとつについての思いが湧き上がってきました。
まずは、ジャムを煮詰めるのに使っている、お釜のような形のお鍋。
フランスのストウブ社の、ご飯を炊くためのお鍋です。
その名も「ラ ココット de GOHAN 」。
5年ほど前だったか、自分へのクリスマスプレゼントに購入しました。
たった1合のお米でもふっくら炊けて、その美味しさにいつも感激します。
ご飯だけでなく、野菜蒸し、煮物、昆布の佃煮、そしてジャムなどなどにも。
今まで、料理は大きなお鍋でたっぷり仕込むのがいいと思っていましたが、この厚手の小さなお鍋で少量仕込める手軽さと、その美味しさにすっかり惹かれ、重宝しています。
わが家の庭でとれる少量のラズベリーもブルーベリーも、このお鍋なら失敗することなく、コトコト煮詰めて美味しいジャムになってくれます。
ストウブ社のお鍋、色々なカラーバリエーションがありますが、鍋の中の色は全て黒。
そのためブルーベリージャムを煮詰めているときはお鍋の中が真っ黒、真っ暗で、ブルーベリーの紫の美しさを感じることができません。
(もし中が白いお鍋なら、フツフツ煮詰めるときに美しいブルーベリーの色を眺めながらキッチンに立てて、気分もなおいいのかなぁ)
と、思うこともあります。
でも。
ジャムを炊き上げ、洗う前の真っ黒なお鍋の中へソーダ水をシャワーっと注ぎ、その液をグラスへ移すと・・・!
キラキラと赤紫のルビーのようなソーダ水が現れます。
これが、ジャム作りの後のちょっとした私の楽しみなんです。
やっとブルーベリーの色が見えた!という喜び。
子どもの頃、母がハンドミキサーで生クリームを泡立てた後。
そのホイッパーを受け取って、おこぼれの生クリームをペロペロと味わったような気分で、シュワシュワのブルーベリーソーダを味わいます。
そして、このお鍋の取手にかぶさっている赤い毛糸の鍋つかみ。
これは母が編んでくれたもの。
私の娘が幼稚園の頃、母が娘にウールのマフラーを編んでプレゼントしてくてたのですが、その時に余った毛糸で。
熱々になる取手に帽子の様にかぶせたまんま使えて、使い心地良しです。
赤と茶色の2つを編んでくれました。
それから、次はお鍋をくるくるかき回す木のスプーン。
これはどこかの雑貨屋さんで買ったなぁ。
どこだったか。
ストウブのお鍋はホーロー質なので金属のレードルだと傷がいってしまうけれど、木製の柔らかさが鍋肌にも優しいようで、ストウブの相方は木製スプーンです。
そして、レモンの切れ端を乗せている楓の葉の形の白いお皿。
これは器好きの叔母が使っていて、私にくれたもの。
叔母から譲り受けたお皿や器はいつくかありますが、陶器が多くて、白い磁器のお皿はこの一枚だけ。
雰囲気のあるかわいいお皿です。
そしてそして、ジャムを保存する空瓶。
食品がかわいい瓶に入って売っているのを見ると、つい、瓶めあてで買ってしまうことも。
気に入った瓶をいくつも残していて、ジャムや佃煮、バジルペーストなどを作る時に使っています。
中でもロミユニさんのジャムの瓶は大のお気に入りで、この形の瓶が市販されていたらいいのになぁ!と思うほど気に入っています。
もちろん、ロミユニさんのジャムも美味しくて幸せなんですが、この瓶はそれ以上にお気に入り。笑
特許とられているのかな?と想像してしまうほど。他では見かけない形です。
なぜ私がそんなにこの瓶を気に入っているかは、、書きません。秘密にしておきます。
(秘密、にするほどでもない、個人的な感想なんですけどね。)
以前は何か作ったらたっぷり大きな瓶になんでも保存、だったのですが、今は小さな瓶に小分けで保存し、開けたら早めに使い切る・・というほうがロスもなくて気持ち良いなぁと思うようになりました。
作ったものを傷ませたり、食べ飽きたりして無駄にしてしまうことがないように。
そうだ!
ブルーベリージャムを作るときに私が気をつけていることがありました。
これは是非お伝えしたい。
ほんのささいなことですが、ブルーベリーを扱うときは、白や薄い色のシャツやエプロン、布巾などは、なるべく身の回りから離すようにしています。
こぼれたブルーベリーの果汁が布に染み込むと、洗っても落ちにくいです。
漂白剤につければマシにはなりますが、ベリー系の果汁はシミになりやすいですね。
娘が小さい頃、ブルーベリーや葡萄の汁を時々こぼして、シミを残してしまいました。
そういうときに限って、お気に入りの服を着てる・・・。
ブルーベリージャムを作りながら、そんなこんなに、思いを巡らしました。
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アオニサイファームブルーベリー農園 フードメニュー検討メンバー。小学校の頃からお菓子作りを楽しみ、カフェでアルバイトをしていた際にお客さんへ提供するお菓子を作っていた経験あり。本業は自宅ピアノ教室講師で、夫はアオニサイファームを写真等でサポートしているAKIPIN。