京都でのブルーベリー農園の立ち上げに携わり、栽培・運営のノウハウを積んだ私は、つくば市で自らのブルーベリー園を作るため、2019年10月に家族で引っ越しをし、2020年2月から施工をスタートしました。
その施工から完成までの様子について、写真をとともに数回に分けてお伝えします。
まず、農園が立地するのは、つくばエクスプレスの「万博記念公園駅」「研究学園駅」からともに車で15分ほどの「上郷」という地域です。
その「上郷」の主要道路から少し足を伸ばしたところに、アオニサイファームの駐車場・事務所兼休憩場所、そして農園があります。林のそばで、少し「秘密基地」的な場所にあるのが気に入っています。
近くには廃校した上郷高校の跡地があるのですが、そこに「つくば市陸上競技場」を建設する構想(2026年完成予定)が先日発表されました。
もしこれが正式に決まれば、農園のあるエリアにとても多くの人が集まるようになります。
今とはまた違うにぎやかな雰囲気の地域になりそうで、ひそかに楽しみにしています。
私が農園を作る前、この土地は芝畑(つくば市では芝生産も盛んです)と林でした。それがよくわかるのが、下の2021年5月現在のGoogleMAPの画像です。
林側は木が生い茂り、草や破棄する芝が山積みになっており、初めはこの場所を活用するのは難しいかなとさえ思われました。
逆に芝畑側は広々としていて(約3400㎡)、私がこだわるブルーベリーの『独立適応栽培』にはうってつけの場所だと思いました。
しかし、この地域は上水が通ってないため、『独立適応栽培』をするためには大事な井戸を掘ることも考えなければなりませんでした。
周りからも前途多難だと言われましたが、私は「やってやるぞ」という思いに満ち溢れていました。
私は2016年から自らの農園をつくることを計画しており、2019年の時点で、さまざまな困難への対処案も含め、大方のビジョンができていたからです。
その計画書を元に、さまざまな業者との打ち合わせを始めていきました。
【次回につづく】
アオニサイファーム代表。京都でブルーベリー農園立ち上げに携わったことから農業に取り組み始め、2020年、妻の実家・つくば市でアオニサイファームを設立。ブルーベリー観光農園オープンへの第1歩を踏み出す。